学際的学問とは、複数の異なる学問分野を組み合わせて、一つのテーマ(問題)を研究する学問のことです。
大学の中でも、総合政策学部、環境情報学部、人間(総合)科学部など、比較的新しくできた学部で研究されています。
イメージしやすい例え話
例えば、あなたが「地球温暖化」について研究したいとします。
* 気象学: 地球の気温や気候変動のメカニズムを研究
* 生物学: 地球温暖化が動植物に与える影響を研究
* 経済学: 地球温暖化対策の費用や経済への影響を研究
* 社会学: 人々の生活や行動が地球温暖化に与える影響を研究
このように、地球温暖化という一つのテーマ(問題)を研究するために、さまざまな学問分野の知識や方法を組み合わせるのが学際的学問です。
学際的学問が重要性
現代社会が抱える問題は複雑で、一つの学問分野だけでは解決が難しいものが増えています。そのため、学際的学問によって、より広い視野から多角的に問題にアプローチし、解決策を見出すことが期待されています。
学際的学問の例
* 環境学:環境問題に取り組むために、自然科学、社会科学、人文科学などを組み合わせた学問
* 認知科学:人間の心や脳の働きを解明するために、心理学、情報科学、神経科学などを組み合わせた学問
* 情報学:コンピューターやインターネットに関する技術や社会問題を研究するために、工学、社会科学、人文科学などを組み合わせた学問
高校生にとっての学際的学問
高校で学ぶ教科も、実は学際的学問の基礎となるものがたくさんあります。例えば、地理は自然科学と社会科学の組み合わせ、歴史は社会科学と人文科学の組み合わせと言えるでしょう。
大学では、より専門的に学際的学問を学ぶことができます。興味のあるテーマ(問題)が見つかったら、ぜひ大学で学際的な研究により解決策を模索してみてください。
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