成熟時代のキャリアデザイン

「偏差値の高い大学に進学しさえすれば幸福な人生が送れる」

そんな神話が現実味を失っていることは、多くの保護者、教育者、キャリアコンサルタントは氣づいています。

 

しかし、ならば「どんな進路を選択すればよいのか」といった問いに対する明確な示唆を与えられる相談者はとても少ないのが現状です。

 

「自分の好きなこと(職業興味)を探ればいいよ」といったキャリアコンサルタントが掲げる「マッチング理論」も、グローバル化とAI化への造詣がなければ、空疎な慰めにしかなりません。

 

なぜなら「好きなこと(興味のあること)」が、必ずしも職業として現代社会に存続しているとは限らないからです。

 

また、仮に「好きなこと(興味のあること)」を発現できる職業があったとしても、そこから得られる報酬で生活できるか否かは、わからないからです。

 

ハーバード経営大学院のマイケル・ポーター博士のポジショニング理論を持ち出すまでもなく、保護者の年齢になれば「職業間の報酬格差」は経験的にお氣づきになっているはずです。

 

そこで、「せめてわが子には、割のいい仕事に就いてほしい」と想うのは、親の愛情というものでしょう。

 

そこで、この動画では「当人にやりがいのある仕事」でも、どこにポジションを築けばよいか、そのために就職するまでにどのような知識・スキルを身につけ、どのように人間性を磨けばよいか、といった問いへの答えに示唆を与えています。

 

いわば成熟時代、VUCA時代のキャリア戦略(Career strategy in the VUCA era)と言えましょう。

 

動画が制作されたのは約10年前ですが、時間が経っても、否、この予見は時間が経ち、社会が激変してきた今だからこそ、より鮮烈にその説得力を放っています。

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