早稲田大学政治経済学部(AO入試)に合格したTHさんの志望理由

 マスメディアの圧力による政・官への働き掛けが、社会を変える。わたしは、幼少期から続けている取材の現場で、そのことを実感した。そして将来は、報道記者として、アジェンダセッターとしてのメディアの機能を活かし、国民が政治に関心を持つような報道をしたい。そして、政治腐敗を根絶したい。そのため、貴学政治経済学部に進学し、現代世論と政治報道の関係について学びたい(序論)。

 こう考えるようになったきっかけは、読売新聞社のジュニア記者として、高名なジャーナリストである桜井良子さんにインタビュー取材をしたことだ。薬害エイズ訴訟の話を聞き、事件がジャーナリストによって報道されない限り、国民が行政の動きを熟知することは難しいと感じた。また、一被害者の力が、報道による世論の喚起によって、行政の動きに影響を与えることも知った。そして、事件の重大さに気づき、ジャーナリストによるアジェンダセッティングの重要性について、小学生であった私の記事に対しても、訴訟団体や読者から反響が届き、報道の力を肌で感じた。 ただし、今後は、情報化の進展、社会の複雑化に伴い、報道にもさまざまな革新がもたらされるだろう。とくに、インターネットというメディアは、ニュース報道においても、重要な位置を占めると考えられる。そこで、インターネットによるアジェンダセッティングの可能性についても模索したい。大資本や政治的圧力の影響が相対的に少ないインターネットは、自由な議題設定に有効なのである。こうした過程を経て、国民への説明責任を欠いた政策には歯止めがかけられよう(本論)。

 以上の理由から、貴学政治経済学部での学びを志した。そして、マスメディアに関する新しい研究成果などを吸収するため、卒業後も学び舎や恩師の下を訪れたい(結論)。

 

※クロイワ正一のコメント

高校2年生からAO入試対策を講じていたTHさんは、本来「禁じ手」である「専願指定」の2学部、すなわち同じW大学の政治経済学部(AO入試)と教育学部(自己推薦入試)をともに受験し、合格してしまいます。ここに掲載したのは政治経済学部の志望理由書ですが、AO入試にかける気迫が感じられます。そして、さらに素晴らしいことは、彼女は昨年、卒業と同時に、大新聞社に就職したことでした。「すべてはAO入試指導から始まっていました」と彼女が言うとおり、AO推薦入試対策とは、そのまま大学卒業後の就職試験対策にもなるのです。

 

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