グローバル化の進展に伴い、飛行機の発着便数はますます増えている。空の交通安全を守る必要性はますます高まっている。そこで、私は、航空管制官になり、NASAで仕事をしたいという夢を抱いている。それゆえ、その専門領域を学ぶために、最高、最適と考えられる貴学理工学部電機電子情報工学科を志望した(序論)。
私がこうした夢を抱くようになったのは、幼少期から、たびたび飛行機に乗る機会に恵まれたからである。その都度、飛行機が飛ぶ仕組みを不思議に思い、その謎の解明に知的好奇心を抱いてきた。さらに、空の交通について学ぶうちに、飛行機に対して、地上から的確な指示を出し、世界の空の交通整備を任されている航空管制官の存在を知るようになった。冒頭にも述べたように、グローバル化により、ますます航空管制の役割は重要になってきた。高度専門職として航空管制官の需要は確実に高まっているのである(本論1)。 実際に交通管制塔では、どのような仕事をしているのか、高校に入って取材したことがある。そのとき、航空管制官には、冷静な判断力と、精神的なタフさ、協調性が要求されると聞いた。私は、中学・高校と、陸上部に所属し、長距離走者として毎日の練習を重ね、さまざまな大会に参加してきた。また、後輩の指導にもこころを砕いてきた。こうして経験を経て、不屈の精神力、挑戦意欲、リーダーシップを養った。また、駅伝では、チームで一つの目標に向かって走る連帯感の必要性を実感し、協調性、責任感も身につけた。スポーツで身につけたこうした精神的素養は、航空管制官になっても生かせると考える(本論2)。
以上のような経緯から、私は航空管制官になるというビジョンを描き、ゆくゆくはNASAで勤務し、空の平和を守りたい。その最適かつ最短のコースとして、貴学部で学びたい(結論)。
※クロイワ正一のコメント
「航空管制官になりたい」というRWくんの将来展望は明確です。まず、志望理由書では、こうした明確なビジョンを描くことが重要です。読む側をひきつけます。次に、ただ漠然とした憧れではなく、この仕事の需要や必要な能力などを客観的に分析しているところが優れています。将来のビジョンが確固と決まっていて、そのために必要な能力もしっかり理解している。すると「この生徒は大学に入っても目標に向かってしっかり学問を追及していくな」といった期待感を抱かせます。「読み手はどんな点に期待しているか」といったことも念頭において、志望理由書はまとめましょう。
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