グローバル化社会のなかで、わたしは国境を超えたグローバルな活躍がしたい。金融の世界こそ、私のそうした望みを満たすフィールドだ。そして、将来、国際的な金融取引の場で活躍するために、そこで求められるさまざまな能力を身につけるために、D大学商学部を志望した(序論)。
私は、父が銀行で国際為替の仕事に従事していることもあって、父との会話に出てくる多種多様な経済の話題に、自然と関心を覚えるようになった。「サブプライムローンってなんのこと?」「なぜ日本にも影響があるの」「投機マネーってなに?なぜ投機マネーがアフリカの飢餓と関係するの?」といった素朴な質問に父は丁寧に答えてくれ、私の知的好奇心を刺激してくれた。また、高校の世界史の授業で、産業革命、帝国主義体制下での経済的膨張政策や植民地拡大政策など、国際市場が形成された歴史を学び、経済こそ格差をつくりもし、その解消に役立ちもすることを知った。とくに、市場の国際化が貧富の差の拡大など、さまざまな問題も生んでいることには問題意識を持った。とくに途上国の通貨危機の問題など、金融市場の国際化は、今後も新たな問題を提起するはずだ。G8などの国際会議でも、投機マネーが食材やエネルギーに向くことを懸念する声も大きかった。それゆえ大学では、金融システムの分野から、それらのメカニズムについて研究し、格差の是正などを考えたい。 また、グローバルなフィールドで活躍するには、英語力が不可欠だ。わたしは、中学から英語検定試験に挑戦し、現在では二級まで取得している。D大学でも、外国語教育に独自のカリキュラムを取り入れているため、大変魅力深い(本論)。
こうした理由で、貴学商学部への進学を希望した。大学卒業後は、国を超えて金融取引のできる企業に就職し、同窓生の輪を世界に広げたい(結論)。
※クロイワ正一のコメント
DSくんも、将来展望が極めて具体的に描けています。学部で金融を学びたいという意思、卒業後は国境を越えた金融市場で活躍したいというキャリアビジョンがしっかり描かれていて、不動の学習意欲が窺われます。また、国際経済、とくにグローバル金融市場に興味を持つプロセスも、父上との会話を中心に具体的に展開されているので、全体的に説得力があります。
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